こんにちは。PR TIMES事業ユニット プロダクトグループのLimです。
私は韓国出身で、韓国の大学を卒業後、2022年に新卒として株式会社PR TIMESへ入社しました。2024年まではQAエンジニアとして働き、今年からはプロダクトグループでプロジェクトマネージャーを務めています。
今回は、PRプランナー1次試験にチャレンジした経験を共有したいと思います。
PRプランナー1次試験を受けようと思った理由
プロダクトグループの定例で、プロダクトグループ グループ長に受験を勧められたからです。
PRプランナー資格認定制度は、2007年に日本パブリックリレーションズ協会がスタートした広報・PRの資格制度で、試験を通じて“パブリックリレーションズ”を体系的に学ぶことができます。そのため、営業部門など、お客様と直接広報・PRの話をする機会が多いポジションでは、資格を持っている人も少なくありません。ただ、正直なところ、社内で合格の話を耳にすることはありましたが、勧められるまで自分がこの試験を受けることになるとは思っていませんでした。
受験を勧められたことをきっかけに、プレスリリース配信サービスを提供している会社で、そのサービスを作る仕事をしているにもかかわらず、広報・PRの知識を持っていないことにようやく気づきました。サービスやそのサービスを利用しているお客様への理解を深めたいと思って、受験を決めました。また、次のステップに成長するため、新しい刺激が必要なタイミングだと感じているところでした。
もともと試験が好きというタイプではありませんが、個人的にはある分野について知りたいときに、資格の勉強は効果的だと考えています。その分野の知識を体系的に学べるからです。最初は時間がかかりますが、土台を作っておくことで、その後の知識の吸収もしやすくなると感じています。
試験対策・勉強方法
まず、以下のPRプランナー資格の公式テキストを2冊購入しました。

受験を申し込んだ日から受験日まで2〜3ケ月が残っていました。参考書は全部で14章なので、ざっと計算して、毎週2章ずつ勉強して試験1ヶ月前までに1周を終え、参考問題集を解き、その後足りない部分を重点的に2周すると試験まで間に合いそうでした。
しかし、思っていたより進みが遅く、計画では6月末までに参考書を8章まで終わらせるはずが、半分の4章しか読み終えていませんでした。日本語という私にとっての外国語で、しかも未経験の分野を学ぶだけでも大変なのに、日本やアメリカの歴史的背景まで求められる内容だったため、知識の前提が足りず想像以上に苦戦しました。広報・PRはもともとアメリカで生まれ、日本の広報・PRもその影響を受けているため、日本だけではなくアメリカの歴史や仕組みについても理解が必要だったのです。
ここで危機感を感じ、計画を修正することにしました。合格者のブログなどを読むと、大体参考書を3周した方が多いようでしたが、今のスピードでは2周もきついと思い、4章後半からは参考書の空きスペースにキーワードやポイントを書き込み、後からそのメモだけ読んで大事な内容を思い出せるように工夫しました。
さらに、通勤や寝る前など隙間の時間を活用するように戦略も変更しました。最初のうちは新しくインプットする情報量が多く、まとまった時間をとってじっくり勉強しないと消化できませんでしたが、ある程度全体像を掴んでからは10~15分ごとに小分けして勉強するスタイルにシフトしました。試験まで1ケ月の時点からは、週末は3時間ほど勉強していました。
実務への応用
受験するからにはやっぱり合格したいと思っていました。以前、「JSTQB認定テスト技術者資格」のFoundation Levelに合格した経験があり、その時も日本語で勉強したので、言語のこともそれほど気にしていませんでした。今回もうまくいくはずだとどこかで思っていましたが、だんだん合格が難しいように感じるようになりました。合格だけを考えると、落ちそうな試験を勉強するのがつらくなり、無駄な時間を過ごしているような気がして、モチベーションも下がってしまいました。
そんなとき、「サービスやそのサービスを利用しているお客様への理解を深めたい」という受験を決めた時の想いを思い出し、最後まで頑張ることができました。もちろん試験なので結果を出すことも大事ですが、それ以上に「なぜこの勉強をするのか」「この知識を今後どう活かすのか」を意識することが重要だと感じました。
実際、これまで断片的にしか見えなかったことが繋がって見えるようになり、全体像が見えてきました。たとえば、なぜその時に特定の機能を開発したのか、そこにどんな価値があるのか、背景やお客様のニーズがわかるようになりました。
具体例として、PR TIMESにはWebクリッピングというサービスがあります。

なぜWebクリッピングで「パブリシティ」や「広告換算値」という機能を提供しているのか、なぜお客様がこの機能を必要とするのか、その理由がよりはっきりわかるようになりました。ある広報・PR担当者にとっては、パブリシティ記事を広告に換算した場合の価値を示す「広告換算値」が、広報・PR効果測定の大事な指標になります。この広告換算値は、今後のPR・広報活動を大きく左右するため、お客様は数字の変化に非常に敏感です。だからこそ、もし広告換算値を更新する場合は、慎重に対応する必要があると理解できました。
試験を終えての感想
勉強しているときには、1章ずつ参考問題を解いていて、問題なく正解を選べたのですが、試験本番で限られた時間内に50問も解かなければならないと、かなり混乱しました。また、私は参考書を2周しましたが、安全に合格を目指すなら、やはり3周することがおすすめです。
こうして振り返ってみると、2ヶ月半よく頑張ったなと実感しています。外国籍メンバーである私が、プロダクトグループ・開発部のPRプランナー受験者第1号として、自分の挑戦をこうしてブログで共有できることを光栄に思います。
参考書の内容で、特に印象的だったのが日本企業の社内報(インターナルコミュニケーションの一つの手段です)の変遷です。時代によって社内報も大きく変化してきました。たとえば、海外進出が進んだ時代には工場で働く人の家族にも社内報を郵送で届けたり、バブル経済崩壊後には多くの企業がコスト削減のため制作を中止したりと、歴史的な背景による影響が大きかったのが印象的でした。そして最近では再び社内報が復活し、紙媒体だけでなくSNSなど他のチャンネルとも組み合わせて発信するなど、時代ごとに工夫が凝らされていることがとても興味深かったです。
私が特に興味深いと感じた社内報の変遷などをはじめ、参考書には思わず引き込まれる内容がたくさんありました。もし、この体験談を読んで少しでも面白そうだと感じた方がいれば、受験するかどうかに関わらず、ぜひ一度公式テキストを手に取ってみてください。
最後に
新しい分野へのチャレンジは、誰にとっても簡単ではありません。でも、実際に手を動かして学んでみて、前よりもお客様やサービスを深く理解できるようになったと感じています。この記事が、これから挑戦を考えている誰かの背中を少しでも押せたら嬉しいです。

