PR TIMES HACKATHON 2026 Springを開催しました!

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こんにちは、エンジニアリングマネージャーの宮崎(@sucalul)です。

今回は3月9日(月)〜11日(水)に開催したPR TIMES HACKATHON 2026 Springでやったことについて書きたいと思います。

目次

ハッカソンについて

PR TIMES HACKATHONは、2016年より当社開発職の新卒採用と、自ら行動する学生へ成長機会を提供することを目的に開催しているハッカソンイベントです。学生を対象に2〜3日間の短期間でチームごとに分かれ、お題に沿ったプロダクト開発に取り組んでいただいています。

今回開催したハッカソンは、PR TIMES本社でのオフライン開催となり、23名の学生が全国各地から集まりました。テーマは「行動者発の情報を伝えやすいプレスリリースエディターへ」です。3日間を通して、技術だけではなく、ユーザーの課題をどう捉え、どう機能に落とし込むかまで含めて、各チームが議論と実装を重ねる場になりました。

その他の詳細については以下のプレスリリースをご参照ください。

プレスリリース・ニュースリリース...
年収550万円以上で即内定!技術×ビジネス思考を磨く27・28卒向けハッカソン受付開始 株式会社PR TIMESのプレスリリース(2025年12月23日 11時30分)年収550万円以上で即内定!技術×ビジネス思考を磨く27・28卒向けハッカソン受付開始

新しい取り組み

事前に開発環境を用意

今回のハッカソンでは、参加者の皆さんが当日スムーズに開発へ入れるよう、事前に開発環境を用意して共有しました。

リポジトリはこちら。

GitHub
GitHub - PRTIMES/hackathon2026-spring-press-release-editor Contribute to PRTIMES/hackathon2026-spring-press-release-editor development by creating an account on GitHub.

これまでの課題として、ハッカソン当日に環境構築や技術選定に時間がかかり、課題の理解や機能開発に入るまでに時間を使ってしまうことがありました。そのため今回は、参加フォームで把握した各参加者の技術スタックも踏まえながら、「自分たちが触りやすい技術から始められる状態」を最初から用意することにしました。

そのうえで、フロントエンドにTypeScript系の複数構成、バックエンドに複数言語の実装を用意しました。

機能はプレスリリースの取得と保存に絞り、APIは GET /press-releases/:idPOST /press-releases/:id のシンプルな構成です。

参加学生の技術スタックにあわせ、バックエンドはPostgreSQLを共通のデータベースとして、PHP、Python、Go、Node.jsの4種類の実装を用意しています。フロントエンドはReact、Vue、Next.jsの3種類を用意しました。 PR TIMESでは、日頃からプレスリリースを編集するためのエディターを開発・改善しており、本番のエディターでもTiptapを採用しています。今回のプロトタイプでも、そうした実際の開発に近い形でエディター部分を触れるようにしたいと考え、Tiptapを使ってタイトル入力と本文編集、保存までの基本的な流れを実装しました。

実際、環境を用意したことで、「環境構築に時間がかかって実装に入れない」という状況は全体としては減らせたように感じています。一方で、今回はフロントエンドの環境をコンテナ化しておらず、ローカルのNode.jsのバージョンに依存する部分もあったため、環境構築でつまずいたり、当日にDockerのインストールが必要になったりするケースもありました。この点は、事前にバージョンを明確に指定しておくことや、フロントエンドもコンテナ化しておくことで、改善できたと感じています。

この開発をどのように進めたか

このリポジトリは、まずPHPでプレスリリースの取得と保存だけに絞った小さなAPIを実装し、その挙動をOpenAPIで整理しました。あわせて、PythonでAPIに実際にリクエストを送って動作を確認するE2Eテストも用意しました。正常系だけでなく、存在しないIDへのアクセス、不正な入力値のバリデーション、必須項目の欠落など、異常系のケースも含めてテストしています。

そのうえで、同じ挙動になるように他の言語(Go、Python、Node.js)へ広げていきました。バックエンドのディレクトリ構成やライブラリ選定はISUCONを参考にしています。Dockerのbuild切り替えは private-isu を参考にし、Dockerの設定を切り替えることで各言語の実装を build できるようにしました。

実装ではAIを積極的に活用しました。OpenAPIとE2Eテストを元に、「この仕様とテストに沿うように移植してください。E2Eテストが通るまで確認してください。」という指示でAIに実装を進めてもらいました。AIがコードを生成し、テストを実行し、エラーが出れば修正する、というサイクルを自律的に回してくれたため、人間側では各言語の実装内容を最終確認するだけで済みました。これにより多言語展開がかなりスムーズになりました。

技術課題を設定

これまでのハッカソンではビジネス課題を中心に取り組んでもらっていましたが、今回は新しい試みとして、1日目に技術課題、2日目にこれまで通りのビジネス課題へ取り組む構成にしました。技術課題は、エディターというプロダクトの延長線上にあるテーマを扱えるようにし、実際のプロダクトに機能を足す形で設定しました。

実際に出した技術課題はこちら。

2日目のビジネス課題では、これまで通り「誰の、どんな課題を解くのか」を考えてもらいました。今回は、初めてプレスリリース配信を行う中小企業の広報担当者を想定しました。参考事例を読みながら困りごとを洗い出し、営業メンバーとの壁打ちを通じてアイデアを磨いてもらう流れにしました。

この2日間の構成は、想定以上の効果がありました。1日目の技術課題で実際に手を動かしながら開発を進めたことで、チーム内での動き方のリズムが早い段階でできたことが大きかったと感じています。メンバーの理解や、チームでの進め方をある程度決められた状態で、2日目のビジネス課題で、より「何をつくるべきか」の議論に入りやすい状態をつくれました。技術課題は、新しい構成に参加者の皆さんが自然に入っていくための助走にもなっていたと感じています。

参加者からの声

今回のハッカソン参加者の方からは、次のような声をいただきました。

  • 自分が知っている知識を活かしつつ新しい技術についての知見も得ることができました。
  • チーム開発が初めてだったのでとても良い体験をさせていただきました。そしてチーム開発で必要なものなどが沢山わかったのでとても楽しかったです。また触ったことのない言語を使ったのでとても楽しく学べました。
  • 営業の方に実際にヒアリングする機会があったのでより実際の場面についてイメージを持ちながら進めていったことが面白かったです。
  • 技術とビジネスの両方の視点で課題を解くことができて、メンターさんのサポートもありそこまで詰まらずに、安心してかつスピーディな開発を体験できました。

このように、技術面の学びだけでなく、チーム開発やメンターとの関わり、営業メンバーへのヒアリングなどを通じて、多くの刺激を得られたという声が集まりました。

所感とまとめ

今回初めてハッカソンの責任者を務めました。 特に意識していたのは、これまでのハッカソンを引き継ぎながら、これまでたまってきた知見や改善点をきちんと活かすことでした。

前回の新しい取り組みのうち、良かったものは今回もきちんと引き継ぎ、そのうえでさらに新しい取り組みも加えていく形で進めました。前回の様子は、こちらのブログでも紹介しています。

PR TIMES 開発者ブログ
PR TIMES HACKATHON 2025 Summerを開催しました! こんにちは、VPoEの櫻井です。 今回は9月8日(月)〜10日(水)に開催したPR TIMES HACKATH…

ハッカソンの準備を行なっている最中は、私たちがなぜハッカソンを開催するのかという原点に立ち返ることや、責任者としてメンバーに任せることも意識していました。そのうえで、参加いただく学生の皆さんにとってより良い体験になるかを考えながら、一つひとつ決めていきました。

開催前は、「体験として満足してもらえるのか」「技術課題はAIが全て解いてしまい、時間が余ってしまうのではないか」など、不安なことも多くありました。実際には、AIを使いながらも各チームが試行錯誤しながら実装を進める様子が見られました。終わってみると、参加者の皆さんが積極的に議論や実装に取り組み、それぞれのチームで学びや成果を持ち帰ってくれている様子が見えたので、やってよかったと思えました。

次回はさらに良いハッカソンにしていきたいと思います。今後もこうした場をつくり続けていけるよう、準備を重ねていきます。

PR TIMESの開発部では中途も新卒も学生インターンも絶賛募集中なので、興味のある人はぜひお話ししましょう!

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この記事を書いた人

2022新卒で PR TIMES に入社し、開発本部でバックエンドエンドエンジニアをしています。

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