こんにちは。PR TIMESでフロントエンドエンジニアをしている夛田(@unachang113)です。
今回はエディターの機能の導線改善でリスト機能の利用数が上がった話をしようと思います。
リスト機能とは?
「リスト機能」は4分割サイズの画像を最大4つまで横並び表示できる画像装飾機能です。
画像の下の欄にはテキストを入れることができます。
PR TIMESは横並びで表示できる画像装飾機能として画像タイルという機能も存在していますが、画像タイルとの違いとしては以下があります。
- 画像が固定サイズで横並びで配置できる
- 画像のキャプションはないがテキスト・補足のテキストが挿入できる
- テキストにリンクが挿入できる


改善しようと思った背景
PR TIMESはMetabaseというデータの可視化ツールを用いて、分析・調査を行っています。
新エディターで追加された機能の利用数を可視化するMetabaseがあり、そちらで確認したところリスト機能だけ他の機能と比べ利用率が著しく低い状態でした。
開発している側としては機能が使われていない、認知されていない状況はもったいなすぎる…!リスト機能便利なので使ってほしい…!という気持ちがあり、改善を実施するに至りました。
仮説を立てる
改善を行うにあたり、なぜ使われてないのか?どうしたら使われるようになるのか?の仮説を立ててエディターチームのPdMに提案を行うことにしました。
仮説1: 「その他」メニューにある機能があまり使われてないのではないか
リスト機能は「その他」というメニューの中に元々内包されていました。
以前、埋め込みというYouTube等の埋込みができる機能を「その他」メニューのプルダウンからツールバーですぐ挿入できるように変更する改善を行ったところ、利用数が伸びた事例がありました。そこで、「その他」メニューの機能ってあんまり使用されていない・見つかりづらいのでは…?という仮説を立てました。
仮説2: placeholderの内容で用途が狭まっているのではないか
元々のplaceholderの内容は以下の内容でした。
- 氏名を入力
- 肩書を入力
当初、イベントやセミナーなどの登壇者の紹介で使ってほしいという意図があったためplaceholderのテキストに上記の内容を設定していましたが、このテキストだと用途があまりに限定されてしまっていて、利用につながっていなかったのではないか?という仮説を立てました。
実際に提案・対応した内容
上記の仮説を踏まえ、以下の提案・改善を実施しました。
1. 「その他」メニューにあったリストを画像のプルダウンに移動
リスト機能は画像装飾のための機能なので、画像装飾の機能がまとまっているメニュー内にリスト機能の挿入の導線を移動させました。
デザインの4大原則に近接・整列・反復・対比がありますが、今回は近接を用いて、関連性がある要素(リスト)をグループ(画像)の近くに移動することで、リストは画像を含む情報を挿入できる機能であることを明確にわかるようにするという狙いがありました。
before

after

2. placeholderのテキストを変更
placeholderのテキストを以下のように変更しました。
- 氏名を入力→テキストを入力
- 肩書を入力→補足テキストを入力
placeholderのテキストを汎用的に使えそうな内容に変更することで、用途を狭める事なく利用をしてもらう事を狙いました。
結果
2025年2月にリスト機能を利用して配信されたプレスリリースが36件だったのに対し、2025年3月にリスト機能を利用して配信されたプレスリリースが369件でした!!!!!!
10倍に増えた結果、今まで見たことがなかったリスト機能の使い方をして配信を実施しているプレスリリースも増え、PR TIMESにおけるプレスリリースの表現が広がったなと感じています。
工数もあまりかからない、小さい改善で利用数がこんなにも増えてとても嬉しかったです!
We are hiring!
一緒にPR TIMESの開発を担ってくれるエンジニアはもちろん、各種ポジションで採用を行っています!

